2019年7月12日金曜日

韓国のスマートシティ 4都市を訪問してきました!


71日~4日まで韓国の4都市のスマートシティを訪問しました。
韓国を代表するスマートシティ・モデルとなっている、仁川市の松島(ソンド)国際都市、歴史があり150万人の人口を抱える光州市、中央行政組織90%(35省庁)が移転してできた世宗市、そしてオープンデータを先進的に活用しているソウル市。

仁川市 松島Gタワーから見た中央公園
それぞれに、特色を持った個性豊かなスマートシティへの取り組みと状況を見せていただいた。
典型的なグリーンフィールド型スマートシティは、仁川市の松島と世宗市だが、それぞれの都市計画の目的と街作りは異なります。
外からの投資を促し、国際的な大学や研究機関を誘致して20万人のコンパクトシティを目指す松島や、公務員15,000人が居住し、韓国の中枢機能をソウルから移転して作られる世宗市では、グリーンフィールドの街作りならではの大胆な取り組みがされている。
世宗市のスマートシティ計画の目標は2030年
20年計画のプロジェクトであり、昨年世界で初めてスマートシティとしてISO認証を取得し、韓国のスマートシティモデル都市を目指している。

世宗市の行政ビルディング
(屋上面積は世界最大でギネスブックに掲載)
光州市は、歴史もあり産業もあり多くの市民が住んでおり、日本と類似するような地方都市の課題を抱えて、それをスマートシティによりアップデートする取り組みをしている。
多くの市民と合意をしながら、スマートシティとしての持続可能性があり、新たなエコシステムを開発の取り組みの多くは日本でも参考になる様に思います。

方やソウル市は、アジアを代表する都市であり、1500万人の人口を抱えて、様々な産業が活動をしており、多くの観光客も訪れる。
そのソウル市の営みが生み出す都市データを活用して、データ民主主義を唱えながら、市民への情報発信やデータに基づく改革の取り組みは、すぐに追いつくことができない知見を背景に感じました。
全ての都市で共通しているのは、都市の状態を可視化して行政がコントロールするための管制センターを持っていること。
そして、都市価値を高めるための活動に対して行政が組織横断的に積極的に関わっていること。
その違いが韓国のスマートシティの原動力なのかと感じました。

その視察報告を7月30日に霞が関ビルの5階のKOTTRA(韓国貿易公社)で、視察セミナーを行う事になりました。
詳細が決まりましたら、またご案内を致します。
ぜひ、ご来場ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿