2019年11月1日金曜日

Seoul Smart City Summit 2019 が東大門のデザインセンターで開催されました

Seoul Smart City Summit 2019がソウル市内で開催されました。
今年で4回目の開催になります。

韓国政府がSmart Cityを重要産業として位置づけ、ソリューションや技術の輸出に対して積極的に取り組んでいます。
韓国内のSmart Cityの中でも、仁川市の松島(ソンド)や遷都で開発した世宗市、そして釜山市、島中がリビングラボの様な済州島が有名ですが、ソウル市も積極的な取り組みをしています。
そのソウル市が主催するSmart Cityのサミットです。
会期が10月1日〜2日で、我々は参加する事ができませんでした。
HomePageから参加国と都市、取り組みの内容をご覧いただけます。

開催場所は、ソウル市のほぼ中央の東大門文化公園のデザインセンター

以下は、本主催者である、ソウル市パク市長の開催のメッセージです。
今回のサミットの目的が語られています。

 

*****ここから*****
都市は現在、公害、安全性の懸念と交通渋滞など様々な課題を抱えています。
ソウル市も例外ではありません。
官民パートナーシップに基づき、スマートなソリューションが提供できると信じています
これらの都市問題に対処するための新しい革新的な方法。
グローバルな都市や企業から学び、交流することを目指しています
都市がより持続可能、スマート、そして住みやすいようにするために協力します。

ソウルスマートシティサミット2019は、市長を含む意思決定者および先駆者を招集し、
CEOとスタートアップがスマートシティを開発する方法について議論し、彼らの経験を共有し、グローバルな協力を強化し、グローバルなスマートシティ市場を活用する。

ソウルスマートシティサミット2019に参加して、経験や洞察を共有してください。

*****ここまで*****

ソウル市の人口は約1000万人の巨大な都市です。
その街の大きさゆえに次の時代の持続可能性を考えたた場合に、100万人、200万人の中堅としに比較してもボリュームから派生する課題がたくさんあります。

韓国はオープンデータ-化とその活用が進み、世界でもトップ3に入る国であり、ソウル市はその中でも抜きん出て活用が進んでいます。
そのソウル市がどのような課題を各国と連携して解決するための活動をするのかは、興味深いところです。

Smart Cityには、どのような都市を目指すかの哲学と目標が必用であり、それを可能にするための革新的な取り組み、そして多様性に対応することが求められます。
移住政策を推進し、様々な国の人々が都市で安心して暮らせるためには、従来と異なるテクノロジーや行政としてのサービスが求められます。
深刻な交通渋滞の解決は、喫緊の課題だとも言えます。
先進的な公共交通機関の管制能力が、自動車交通の管制に反映される事への期待もあります。

参加国は、US(サンフランシスコ/ロサンジェルス)、エストニア、オーストラリア、ウガンダなど・・・(詳細な参加国は未定)
他には、韓国及びソウル市のSmart City関連の部門、Smart Cityソリューションを手掛けている企業がスピーカーとして登壇し、展示を行っているようです。
カンファレンスの動画(ちょっと長いけど)


東アジアでSmart Cityを牽引できる能力があるのは、韓国、日本だと思います。
国が異なると課題や目的も異なります。
そんな違いから互いに学ぶこともあり、Smart Cityのような裾の広い取り組みは故郷を超えた連携が求められるように思います。

//Shirakawa