2019年7月19日金曜日

Smart City 4都市を訪問してきた報告会

今月30日に東京・霞が関ビル5階の「KOTRA ITセンター」でSmart City視察に関する報告会を行います。
http://www.kotrait.or.jp/seminar/79senimar.html

グリーンフィールド、ブラウンフィールド、オープンデータとテーマ別に韓国のSmart City4都市を回り、それぞれに異なるSmart Cityの取り組みを見てまいりました。
今回は、お客様向けのコーディネーションでまわりましたが、お客様は、初めて見るSmart Cityの光景とデータ共有の方法に驚きがあったようです。
Smart Cityは、その構築方法に関しても明確な指針や作り方があるいう認識はありません。
その中で、「可視化よ情報の共有」を合理的に行うための仕組みづくりは、参考になりました。
また、Smart Cityという言葉がともすると技術よりの発想になりがちですが、現実的にはそれ以外の要素がより重要であり、やはり人々がSmart化するためのものなのでは・・・
そんな印象を改めて認識をしました。

現時点で、ほぼ満席の状態と伺っていますが、ぜひお申込みをいただければ幸いです。

2019年7月12日金曜日

韓国のスマートシティ 4都市を訪問してきました!


71日~4日まで韓国の4都市のスマートシティを訪問しました。
韓国を代表するスマートシティ・モデルとなっている、仁川市の松島(ソンド)国際都市、歴史があり150万人の人口を抱える光州市、中央行政組織90%(35省庁)が移転してできた世宗市、そしてオープンデータを先進的に活用しているソウル市。

仁川市 松島Gタワーから見た中央公園
それぞれに、特色を持った個性豊かなスマートシティへの取り組みと状況を見せていただいた。
典型的なグリーンフィールド型スマートシティは、仁川市の松島と世宗市だが、それぞれの都市計画の目的と街作りは異なります。
外からの投資を促し、国際的な大学や研究機関を誘致して20万人のコンパクトシティを目指す松島や、公務員15,000人が居住し、韓国の中枢機能をソウルから移転して作られる世宗市では、グリーンフィールドの街作りならではの大胆な取り組みがされている。
世宗市のスマートシティ計画の目標は2030年
20年計画のプロジェクトであり、昨年世界で初めてスマートシティとしてISO認証を取得し、韓国のスマートシティモデル都市を目指している。

世宗市の行政ビルディング
(屋上面積は世界最大でギネスブックに掲載)
光州市は、歴史もあり産業もあり多くの市民が住んでおり、日本と類似するような地方都市の課題を抱えて、それをスマートシティによりアップデートする取り組みをしている。
多くの市民と合意をしながら、スマートシティとしての持続可能性があり、新たなエコシステムを開発の取り組みの多くは日本でも参考になる様に思います。

方やソウル市は、アジアを代表する都市であり、1500万人の人口を抱えて、様々な産業が活動をしており、多くの観光客も訪れる。
そのソウル市の営みが生み出す都市データを活用して、データ民主主義を唱えながら、市民への情報発信やデータに基づく改革の取り組みは、すぐに追いつくことができない知見を背景に感じました。
全ての都市で共通しているのは、都市の状態を可視化して行政がコントロールするための管制センターを持っていること。
そして、都市価値を高めるための活動に対して行政が組織横断的に積極的に関わっていること。
その違いが韓国のスマートシティの原動力なのかと感じました。

その視察報告を7月30日に霞が関ビルの5階のKOTTRA(韓国貿易公社)で、視察セミナーを行う事になりました。
詳細が決まりましたら、またご案内を致します。
ぜひ、ご来場ください。

2019年7月11日木曜日

韓国 住宅公社が運営するスマートホーム&スマートシティの展示場

その中で訪れる、「The Smartium」(スマートティウム)はSmartCity(スマートシティ)をテーマにした展示施設。
 国土交通省傘下の「韓国土地住宅公社(Korea Land & Housing Corporation)」が運営しているスマートシティソリューションをテーマにした都市統合運営センターです。
 これからの環境や再生エネルギー、省エネルギーや地震などの防災など社会的課題に対する展示と紹介を目的に2010年にオプーンしました。

“The Smartium(ザ・スマーティウム)は、単純な技術展示にとどまらず、交通渋滞、エネルギー不足などの都市問題を解決しながら生活の質を高める、持続可能な都市というスマートシティの価値を伝ている事を期待されています。

未来の住宅と都市の体験
 速いスピードで発展する情報通信技術は、第4次の産業革命を起こし、この波は人々の生活に大きな変化をもたらしました。
もちろん、住宅にも大きな影響を与えました。
 The Smartiumは、これら都市と住宅の変化を具体的に見て、体感をすることができる施設です。
 これまで個別に展示されてきたSmart City関連技術を一つのテーマ館として展示し、国民がより簡単に最新の情報技術とそれによりもたらされた関連技術を理解できるように構成されており、1階から屋上までを4つのテーマで構成し、SmartCity、社会問題により添う住宅、Smart Home、再生可能エネルギーの技術を見ることができます。

SmartCity(スマートシティ)とは?
「都市空間に情報通信融合技術と環境にやさしい技術を用いて、行政、交通、物流、防犯、防災、エネルギー、環境管理などの都市機能を統合し、効率化した都市」と定義できます。
特に東灘市、世宗市のような新都市を開発の経験と都市開発のノウハウを介し、Smart City推進の継続的な努力を行っています。

1階 - Smart City(スマートシティ)
 1階は、韓国の主要都市開発の歴史と現在のSmart City関連技術を展示しています。
Mart City関連技術を”壁の展示物“、”バーチャルリアリティ(VR)”などを利用して、より実感できるように体験しながら見ることができます。
特に、交通事故、認知症高齢者の徘徊などの都市で発生する交通安全や自然災害などの問題を解決する8つのシナリオで構成され、インタラクティブメディアに体験しながら見ることができます。
SmartCityによる課題解決のメカニズムについて理解をする事ができます。

2階 – 幸福ドリーム館
 2階は本機関で運営している「幸せな住宅」関連事業を展示した空間で、実際のサンプルとしての住宅に出会えます。

3階 ー Smart Home(スマートホーム)
 3階は、Smart Home(スマートホーム)の関連技術を展示しています。
朝起きてから、外出し就寝するまえSmart Homeの一日を体験することができ、それを実現する住宅生活関連のスマート技術に出会うことができます。

 一つの例として「スマートミラー」は、お出かけ前にAR(拡張現実)技術を使用して、仮想の服を事前に着た衣装合わせができる鏡で、必要に応じて気に入った服を購入することも可能です。

健康関連技術としては、
 利用者の健康関連情報からすぐに診断し把握するだけではなく、肌の状態を測定し、助けを与える技術などもあります。
楽しく健康的な運動をすることができる運動器具もあります。

 そのほかに、音声認識や手の動きで操作が可能なテレビ、料理のレシピを提供して買い物ができるスマート冷蔵庫などのSmart Home関連の様々な技術が展示してあり、すべて体験が可能で、スマートホームの利便性を体感を通して理解できます。

屋上 ー 再生可能エネルギー
 The Smartiumの屋上は、再生可能エネルギー関連の技術が展示されています。
太陽光発電、風力発電などの自然から得られる再生可能エネルギー関連技術の説明を聞いて体験できます。
The Smartiumも屋上から作られたエネルギーを利用しています。

 HomePageから抜粋した紹介になりますが、来場者は多いようで我々もタイムリーに予約を入れて訪問する事ができました。
Smart Cityを広報宣伝的に紹介する施設ですが、どのような”びっくり”と”未来への期待”が展示シナリオが用意されています。

運営会社の紹介

本ブログは、スカイランド株式会社が運をしています。

会社名:スカイランド株式会社
英語名:SKYLAND Co.,Ltd

代表取締役:白河勝敏

設立:2014年3月28日

本店所在地:東京都港区西新橋2−4−3 プロス西新橋ビル6階
電話: 050−3580−9951
メール:info@skyland.jp

ビジネステーマ
・Smart Cityをテーマに、リサーチ/メディア事業/海外視察/ソリューションのご紹介/コンサルティングなどスマートシティに関わる業務全般
・パブリック・ビューイングとしてのクラウド型Smartサイネージ
・ICTに関するビジネスプロデュース
などを行っています。